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改修ってむずかしい


事務所が加入している団体の新年会でライトの設計した建物を見学に行きました。
所謂巨匠の手がけた近代建築で国内で見学できる数少ない建物の内の一つです。竣工後約80年近くが経っていますが、数年前に重要文化財に指定され、改修が行われていました。

以前、別の重要文化財で擬洋風建築の改修を担当したことがあったんですが、こういった種類の建物の改修って本当に難しいので楽しみにしていましたが、感想は…です。自分の時もそうだったんですが、きれいにし過ぎ(なり過ぎ)なんだと思います。実際に関係している人たちにとっては頭に焼き付いているそれまでの建物のイメージがあるから、そのイメージをオーバーラップさせながら見られるので良いんですが、初めて見る人やめったに見ない人にとっては「これが…」という感想は否めないと思います。

絵画の補修なんかはあえて補修あとを残しながら保存したりするので、なんとなくそれまでの歴史とか作家のタッチとかが残っていきますが、建物の場合その構造まで補修の範囲が拡がってしまうと、仕上げ等当時からの歴史や風合いを感じるものをそのまま残すことがとても難しく、全てが新しくなってしまったように感じられてしまうので、何か寂しい感じがしてしまいます。かといって、無理をして古めかしく作ろうとするとかえって安っぽくなってしまうし、本当に難しいと思います。

建築の改修でも日本の寺社とか西洋の建築の改修って古い部分をうまく残しながら改修をしているんだからできないことはないんだと思いますが…。

あと気になったのはある部分のディテールを維持するために検討を重ねてまとめられたという部分が、建物全体のプロポーションを崩してしまっているように思われた部分です。ちょっとしたことなのかも知れませんが、結果としてはとても残念なものになった気がしました。

でも、建物のスケール感はとても気に入りました。明治村に保存されている旧帝国ホテルもそうですが、そんなに背の高くなかっただろうライトのスケール感覚が、日本の感覚と近くて共感できるんだと思います。

そういえば、今改修している美術館は、今、日本の巨匠と言われる建築家が30年前に手がけたものです。今でも海外からの見学者が多数いるそうです。今日見学した建物の改修とは少し趣向が違いますが、改修することで大切なものが失われることが無いように、まだまだこれから考えなければいけないことがあるなぁと考えさせられました。


  1. 2007/01/17(水) 23:25:15|
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